よくある質問
Q. みその表面に生える白いカビは、食べれるの?
A.梅雨時期から夏にかけて、みその表面に白いカビのようなモノが出てきます。
特に、加熱殺菌や酒精を添加していない生みその場合はあっという間に出てきます。
これは、正確には「産膜酵母」と言い、元々みその中にいる酵母です。
昔は、これを混ぜて食していた事もあったそうです。
体に害はありませんが、みその風味を損ねますので、取り除く事をおススメします。
Q. みそって冷蔵庫に入れたほうがいいの?
A.はい。夏季は特に冷蔵保存が望ましいです。
みそは、生鮮食品とは違い簡単には腐敗するものではありませんが、出来上がった味噌を温かい環境で放置すると、
色・香りが変わり、産膜酵母の増殖も許してしまいます。
また、生みその場合は酵母が生きていますので膨れ現象も生じやすくなります。
これらを解決するには、15℃以下(理想は5℃以下)で保存することが必要です。
冬季は15℃以上の環境が少ないので、神経質になる必要はありませんが、「みそは生きている」という認識が必要です。
Q. 夏に白糀で甘酒を作りたいが賞味期限が足りません。
A.白糀は冷凍することで夏を越せます。
手造り白糀は製麴から2か月を賞味期限として設定しています。
しかし、冷凍庫という現代の叡智を使えば、ひと夏越しても問題ありません。
白糀をほぐしてビニール袋に入れ冷凍してください。
ただし、解凍する時には自然解凍でゆっくり起こしてください。
高温で温めると麹菌が死んじゃいます。
Q.「糀」と「麹」の違いは何ですか?
A.二つの漢字は同じ読みで「こうじ」と読みます。
元々中国から伝わった漢字が「麹」です。一方「糀」はと言うと、実は和製漢字なのです。
中国では通じない字です。「糀」の字が作られた理由は、こうじ菌が繁殖して、米に花が咲いたようになるからと言われています。
当店では、こうじに対するこだわりから、きれいな花が咲くように育てています。
そのため、当店の商品名には「糀」を使うようにしています。